群馬県 高崎市 小児科 小児神経科
小泉小児科医院

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手足口病について

この夏、手足口病が大変流行していました。最近もまだ流行がみられていますので、今日は手足口病について書かせていただこうと思います。

【特徴】

≪原因≫

コクサッキーウイルスA16

コクサッキーウイルスA

コクサッキーウイルスA10

エンテロウイルス71      

など複数のウイルスが原因になります。

手足口病に1度かかってその型のウイルスへの免疫ができても、また別の型には感染してしまうため、何度もかかることがあります。

≪症状≫

◆発熱

◆手のひら、足の裏、足の甲など手足の先の方と、口の中に23㎜大の水疱(水ぶくれ)ができます

◆特に口の中に水疱ができると、痛みで食事がとりづらくなります

◆水疱は、手足の先や口の中の他、ひじ、ひざ、おしり、体幹にできることもあります

◆まれに、髄膜炎や脳炎など重症になることもあります

≪感染経路≫

飛沫感染、糞口感染、接触感染 でうつります

◆飛沫感染は、感染している人の咳やくしゃみでうつることです。

◆糞口感染は、感染している人の便に含まれるウイルスや細菌(手足口病ではウイルス)が、自分の手や食べ物について口に入ってうつることです。

◆接触感染は、手足口病の場合は、感染している人の唾液が手について、それが自分の口や鼻の粘膜についてうつることです。

≪治療≫

特効薬はないため、対症療法になります。のどの発疹がいたくて食べられない場合には、解熱剤が痛み止めの効果もあるため、食事の30分~1時間ほど前にお使いいただくのも効果的です。

≪感染拡大防止≫

唾液と便にウイルスがたくさん存在するため、手洗いが非常に大切です。直接の唾液と便以外にも、顔をふいたタオルを共用したり、感染したお子さんの食べのこしを食べたりしてもうつりますので注意しましょう。大人の方も高熱になることがあります。

≪合併症≫

感染した後、数週間たったところで爪がはがれてくることがあります。これは、ウイルス感染や発熱の影響で、爪の根本の爪母(爪をつくるところ)の働きが一時的に弱くなることが原因と考えられています。とれそうなところを無理に引っ張ると、まわりの組織を傷つけてしまうことがあるので、そっとしておきましょう。時間がたつとまた生えてきます。

≪登園・登校について≫

唾液には1-2週間、便の中には1か月くらいウイルスが存在していると言われているため、感染は広がりやすいのですが、出席停止の病気には指定されていないため、解熱して、食事がとれて、活動する元気がでてきたら、お互い様の気持ちで集団生活を再開することができます。少しでも感染拡大を予防するため、流行している時期には、みなさんしっかり手洗いをしましょう。